
クリでしかイケないのは私がダメ?国際調査の女性1,478人で考える
クリでしかイッたことがない。
挿入だけだと、気持ちよくてもイケない。これって、私の体がダメなのかな。
先に答えを言います。
あなたを「ダメ」と決める数字は、この調査にはありません。
「性交でどのくらいイクか」の答えは、クリトリスの刺激を含めて聞くかどうかで、大きく変わります。そう報告した調査があります。
どんな悩み?|「挿入でイケない私は、おかしい?」

AVや漫画で、挿入だけでイク場面を見たことがある人は多いと思います。
そして、こんなふうに考えてしまう人がいます。
でも、その「ふつう」は、誰がどうやって数えたのでしょうか。
クリの刺激を含めて聞くか、含めずに聞くか。そこで答えが変わるかを確かめた調査があります。
確かめた人たち|クリの刺激を含めるかどうかで、聞き方を変えた
米国の参加者が多い、国際的なオンライン調査です。女性1,478人に「性交でどのくらいイキますか」と尋ねました。
ただし、聞き方を3通りに変えています。
①「クリトリスも一緒に刺激する性交」なら?
②刺激のことは何も言わずに、ただ「性交」なら?
③「クリトリスへの直接の刺激を足さない性交」なら?
(②の聞き方だと、「それ、クリは入れていいの?」と迷いそうです。)
結果。答えは、聞き方でこう変わりました。

聞き方で変わった「性交でイク頻度」の答え(国際的なオンライン調査・2018年発表)
| ひとことで | 研究での聞き方 | 答え |
|---|---|---|
| クリも一緒 | クリトリス刺激を伴う性交 | 51〜60% |
| 聞き方があいまい | 刺激の有無を明記しない性交 | 31〜40% |
| クリを足さない | 追加の直接的なクリトリス刺激を伴わない性交 | 21〜30% |
女性1,478人の答えです。数字は、ひとりひとりが「そうした性交の機会のうち何割で達するか」を答えたもので(回答尺度の平均に対応する区間)、「女性の何%がイケるか」という人口の割合ではありません。出典:Shirazi ほか, Arch Sex Behav 2018(国際的なオンライン調査・約27%が米国外)。
クリの刺激を含めて聞くかどうか。そこで、答えが大きく変わったんです。
夢野カナエにも、近いことをアンケートで聞きました。カナエさんの場合、挿入だけでイクかどうかは「相手や体位による」という答えでした。調査の数字が聞き方で動くように、一人の体の中でも答えは動きます。
この調査を見るかぎり、「性交でイク頻度」の数字は、クリの刺激を含めて聞いたかどうかで読み方が変わります。数字を見かけたら、まず「クリは触っていたの?」を確かめてみてください。
○正確に言うと(研究の概要と、言えることの範囲)
米国の参加者が多い国際的なオンライン調査(女性1,478人)では、同じ「性交でオーガズムに達する頻度」を3通りの聞き方で尋ねると答えが変わり、クリトリス刺激を伴う性交では51〜60%、刺激の有無を明記しない性交では31〜40%、追加の直接的なクリトリス刺激を伴わない性交では21〜30%(回答尺度の平均に対応する区間)だったと報告されています。これは各人が「そうした性交の機会のうち何割で達するか」の答えで、人口の何%がイケるかという割合ではありません。
※Shirazi 2018・Arch Sex Behav(国際的なオンライン便宜標本・女性n=1,478・約27%が米国外)。
研究の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 国 | 米国の参加者が多い国際的なオンライン調査(約27%が米国外) |
| 対象 | 女性1,478人(大学・SNSなどで募集。男性1,569人も参加) |
| 調べ方 | 性交でオーガズムに達する頻度を、3通りの聞き方(クリトリス刺激を伴う/有無を明記しない/追加の直接的なクリトリス刺激を伴わない)で尋ねた |
| 発表 | 2018年・Archives of Sexual Behavior |
ただし|「これがふつう」を決める数字でもない
クリを足さない聞き方の答えが、3つの中でいちばん低くなりました。ただ、「じゃあ、挿入だけでイケないのがふつうなんだ」と言い切りたくなりますが、そこまでは言えません。理由は3つあります。

表の数字は、あなたが「ふつう」かどうかを判定する物差しにはなりません。
で、どうすればいい?|クリでイクのは「ダメ」の証拠じゃない
クリでイケる。それは「ダメ」の証拠ではありません。
挿入のときに、クリも一緒に触る。相手に触ってもらう。自分で触る。試してみたいなら、それは「途中」でも「ズル」でもありません。
(この調査は、触ればイケるようになるかを確かめたものではありません。)
ただ、痛みがある、つらい気持ちが続く、というときは、数字とは別の、あなた自身の困りごとです。ひとりで抱えずに、婦人科や心の相談の窓口を頼ってください。

中でイク感覚にも興味がある人は、考え方とやり方をまとめたこちらの記事へ。
○今回の記事を書くにあたり使用した参考文献
- Shirazi T, Renfro KJ, Lloyd E, Wallen K. Women’s Experiences of Orgasm During Intercourse: Question Semantics Affect Women’s Reports and Men’s Estimations of Orgasm Occurrence. Arch Sex Behav. 2018;47(3):605–613.(国際的なオンライン調査・女性1,478人)
https://doi.org/10.1007/s10508-017-1102-6
この記事は、AIで下書きを作り、数字は原著(要旨と表)で確かめたうえで、夢野アートが最終確認しています。


