
シックスナイン、みんなしてる?チェコ21,038人に聞いた答え
シックスナインって、みんなしてるの?
名前は知っている。でも、実際にしたことがある人がどのくらいいるのかは、友だちにも聞きにくい話です。
先に答えを言います。
チェコの調査では、69をしたことがある人は、男性87.1%、女性86.8%。男女ほぼ同じでした。
どんな思い込み?|「69は、特別なプレイ」

69は、お互いに口でする体位です。
じゃあ実際、どのくらいの人が「したことがある」のか。チェコで、大勢に聞いた人たちがいます。
確かめた人たち|チェコの21,038人に、13の体位を聞いた
チェコの研究チーム(クレイチョヴァーら)が、ネットのアンケートで13の体位について、したことがあるか・ふだんどのくらいするか・どのくらい気持ちいいかを尋ねました。
答えたのは、18〜86歳の21,038人です。
(86歳の方も答えています。頭が下がります。)
結果。69の答えは、こうでした。

チェコの21,038人が答えた体位の調査(2020年発表)では、69をしたことがある人は、男性87.1%、女性86.8%でした。男女ほぼ同じです。

69についての答え
| 項目 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| したことがある(生涯) | 87.1% | 86.8% |
| 過去5年のふだんの頻度(中央値) | 性的な場面全体の10% | 性的な場面全体の10% |
| 気持ちよさの評価 | 女性より高い | 男性より低い |
この調査の回答者の中での割合で、チェコの人全体の割合ではありません(チェコ・n=21,038・クレイチョヴァーら 2020)。
表の「ふだんの頻度(中央値)10%」は、答えた人を、69をする割合の順に並べたときの真ん中の人で、自分の性的な場面のうち10%という意味です(全員の回数を足した割合ではありません)。
経験している人は多いのに、ふだんの頻度は表のとおり控えめです。「経験している人は多い、でも毎回はしない」体位だと読めます。
気持ちよさの評価は男性のほうが高く、13の体位の中でも男女の差が大きいグループに入っていました。
ちなみに、この調査で聞いた13の体位は、次のとおりです。
研究で尋ねた13の体位(イキやすさの分析=○は入った・-は入っていない)
| 記号 | 体位 | イキやすさの分析 |
|---|---|---|
| A | 向かい合って、男性が上(正常位) | ○ |
| B | うつぶせの女性に、後ろから | ○ |
| C | 立ったまま、向かい合って | ○ |
| D | 立ったまま(原著の名前は「Standing」だけ) | ○ |
| E | 向かい合って、女性が上 | ○ |
| F | 仰向けの姿勢で、女性が上 | ○ |
| H | 膝をついて、後ろから | ○ |
| I | 座って、向かい合って(対面座位) | ○ |
| J | 立ったまま、後ろから | ○ |
| G | 立った男性に、口でする(フェラチオ) | - |
| K | 女性に、口でする(クンニリングス) | - |
| L | お互いに口でする(69) | - |
| M | 女性が上になって、口でする(フェラチオ) | - |
挿入のある9つ(○)と、口でする4つ(-)に分かれます。イキやすさの分析に入ったのは挿入のある9つだけで、69は入っていません。体位の名前は、原著の英語の名前(図1の白黒のシルエット)を夢野アートが日本語にしたものです。「寝バック」「立ちバック」「駅弁」などの呼び名と同じ形かは、原著に説明がないため決めていません。出典:クレイチョヴァー L, et al. Sex Med. 2020(チェコ・21,038人)。
この調査の結果とは別に、夢野カナエ個人にも、いちばんイキやすい体位をアンケートで聞きました。答えは、向かい合ってカナエさんが下になる正常位。ただ、これは一人の答えです。どの体位でイキやすいかは、人によって違います。

○正確に言うと(研究の概要と、言えることの範囲)
※クレイチョヴァー2020・Sex Med(チェコ・n=21,038・Facebookとメディアの広告で募った、自分から答えた人のネット調査・自己申告)。
回答者は18〜86歳の21,038人(男性11,225人・女性9,813人)。発表は2020年、性医学の専門誌 Sexual Medicine です。
69の経験の設問に答えたのは、男性10,551人・女性9,324人です(調査全体の21,038人とは人数が違います)。
論文の本題は「体位と、女性の挿入でのイキやすさ」の関係です。69は、経験・頻度・気持ちよさを尋ねた13の体位のひとつです。イキやすさの分析には入っていません(下の「ただし」①)。
研究の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 国 | チェコ |
| 対象 | 21,038人(男性11,225人・女性9,813人)・18〜86歳・Facebookとメディアの広告を見て自分から答えた人 |
| 調べ方 | 13の体位について、経験の有無・過去5年のふだんの頻度・気持ちよさの評価をネットのアンケートで答える(自己申告) |
| 調査の時期 | 2015年1月〜2018年3月 |
| 発表 | 2020年・Sexual Medicine |
ただし|69でイキやすくなるかは調べていない

「日本でもみんなしてるんだ」「じゃあ69をすればイキやすくなるんだ」と言いたくなりますが、どちらもそこまでは言えません。理由は3つあります。

で、どうすればいい?|「したことがある」と「いつもしたい」は別の話
69は、経験している人が多いのに、ふだんの頻度は控えめ。気持ちよさの感じ方にも男女で差がありました。「みんなしているから、しなきゃ」ではありません。
してみたいと思うのも、変わったことではありません。この調査の回答者では、したことがある人が多い体位でした。
「今日はどうしたい?」と聞いて、同時にするか、交代でするかを2人で決めればいい。感じ方が違うなら、盛り上がり方が違うのも自然なことです。苦しい・いやだと思ったら、「やめて」と伝えていい行為です。

口でするときの具体的なふれ方を知りたい人は、女性をオーガズムに導くオーラルセックスのテクニックを解説したこちらの記事へ。
○今回の記事を書くにあたり使用した参考文献
- Krejčová L, Kuba R, Flegr J, Klapilová K. “Kamasutra in Practice: The Use of Sexual Positions in the Czech Population and Their Association With Female Coital Orgasm Potential.” (Sexual Medicine, 2020;8(4):767–776・チェコ・n=21,038・Facebookとメディアの広告で募った、自分から答えた人のネット調査・自己申告)
https://doi.org/10.1016/j.esxm.2020.07.003
この記事は、AIで下書きを作り、数字は原著で確かめたうえで、夢野アートが最終確認しています。



